作品について
- 作品名
 - 空と海の間
 - 制作年
 - 2022
 - 技法
 - アクリル
 - 作品サイズ
 - F3 (22x27cm)
 - 作品価格
 - 60,000円 / 額装価格70,000円(2023/2月より販売開始)
 
絵のヒントは色んなところからやってきますが、小説の一場面から思い浮かんだ風景を描いたのは、これが初めてです。あの『ティファニーで朝食を』の原作者、トルーマン・カポーティのある短編です。
7月の午後5時、場所はNYの街角。今にも降りそうなどんよりと低い空と湿った空気。魚の腹のような銀色を閃かせながら、通りを曲がって行くバス。そして、そこに現れたレインコートの若い女性。空を見上げて、口ずさむような仕草。視覚に迫るような情景描写に、思わず引き込まれました。
水のような揺らぎを表すため、下地に細い曲線を不規則に入れ、滲んだ街角を描きました。
この作品は2023/2/6〜11開催の川部律子+坂本澄子 二人展「内宇宙の物語」で展示します。(ウェブでも同時販売)

