坂本澄子の絵画作品サイト

重なり合う風景

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2023.6.30

嫁いだ作品

四季が揃いました

『森の向こう』 2023年6月納品

<大阪府C.S.さまより>

四季が揃いました。

最後の夏は、澄子オリジナルの夏です。

早速、夏に掛け替えました。

これで家でも季節を感じながら一年を過ごせます。

なかなか旅行に行けない母も喜んでいます。

チビたちも描いてもらって、未来に向かっている感じがして、素敵です。

昼と夜の対比で描いた夏
大好きな桜
いつか行きたい蔦沼の紅葉
寒空に凛と立つ一本のケヤキ

<坂本澄子より>

最初にご注文いただいたのが冬、作品ページにあった『星降る夜』を気に入っていただいたのが始まり。その次が春。

「こうなると四季を揃えたくなるね」と秋が続き、「夏はなかなかイメージわかへんのよ〜」と最後になったのが夏でした。

実は私は夏が一番好き。

向日葵と青い空ではなく、その昔清少納言が「夏は夜」と語ったように、昼間とは別の顔を垣間見せる趣のある夏が好きで、『真夏の夜の夢』や『扉の向こう』を描いていました。

「こんな絵もいいね」と最終章はお任せくださり、向こうは陽光の夏、手前は別の世界を対比させる構図で描くことになり、愛猫のココちゃんとソラちゃんを入れてというのがリクエストでした。

最初は、異なる世界の境界に扉を描いていたのですが、柔らかさを出すために、木立のグラデーションにして、夜から昼に移り変わる様を描きました。

好奇心いっぱいのココちゃん、ちょっとビビリのソラちゃんが向かう道の先にあるものは、きっと明るい未来。

冒険はこれからですね。

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// 2023/05/31 右クリック抑止 by yuki