画家として歩み始めて8年——。
満を持して、初めての個展を開催します。

今回のテーマは「旅」。
今年2月にはフランス・パリ、そしてモン・サン・ミッシェルへ。
4月にはアメリカ・ニューヨークを訪れ、それぞれの街が持つ空気感や光の色、街並みの肌触りを心に刻みました。
その感触をキャンバスに留め、作品として展示します。

旅には、もう一つのかたちがあります。
それは脳内で繰り広げられる“空想の旅”。
子どもの頃から空想家だった私は、実際の風景を出発点に妄想を膨らませ、現実と空想が交差する景色を描き出すことを楽しんできました。
今回の展示では、その空想の旅から生まれた作品もご覧いただけます。

そして、人生そのものもまた一つの旅。
13年前、安定した会社員生活に別れを告げ、画家として生きることを決意しました。
時の流れとともに画風は変化しましたが、心の奥にはいつも「和の美意識」が息づいていたように思います。

最新作を通して、旅人であり画家である私の中にある多面性を感じていただければ幸いです。
秋のひととき、どうぞ“旅の途中”に立ち寄ってください。

坂本澄子個展『旅の途中』

会期：2025.11.18(火)〜24(月•祝）

会場：ギャラリー・ラ・リューシュ

都営大江戸線「麻布十番駅」出口7 徒歩2分

東京メトロ南北線「麻布十番駅」出口4 徒歩2分