
2025.8.17
《お便りNo.49》 嬉しい出会い
こんにちは、坂本澄子です。
厳しい残暑が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。私は連日、六本木へ通っています。
美術館でのできごと
現在、国立新美術館で開催中の「日本・フランス現代美術世界展」(〜8/17)に3作品を出品しています。
会場では、多くの方が『再興』(冒頭画像の左の作品)の前で足をとめてくださり、お友達やご家族と会話が始まります。
「これって◯◯だよね」と楽しそうに当てっこされている声を、少し離れて耳にするのも嬉しいひとときです。
思い切って声をかけると、「どんなきっかけで描いたのですか」「完成までどのくらい?」といったご質問をいただきます。説明を差し上げると、「理解が深まった」「二度三度と見ると印象が変わる」「家に飾るなら桜がいい」など、さまざまな感想をお聞かせいただき、とても励みになります。
夏休みのせいか若い世代の来場も目立ちます。中学1年生の男の子が宿題のために熱心に作品を見てくれたこともありました。私は「制作者の意図よりも、数多くの作品の中から心に残った“自分の感覚”のほうがずっと大切」とお伝えしました。絵を見ることで、自分の心に向き合うことになる――そんな宿題、素敵ですね。
個展のタイトルが決まりました
11月に開催する初個展のタイトルは『旅の途中』に決めました。
今年訪れたフランスやニューヨークで出会った風景を、旅人の視点で描いています。例えばモン・サン・ミッシェル。宗谷岬と同じ緯度、しかも2月で厳しい寒さを覚悟していたのに、意外にも柔らかな陽光に包まれた光景がとても印象的でした。
また、私の“空想の旅”も作品になります。子どもの頃から空想癖があり、小学校の通信簿に「授業中によくぼんやりしている」と書かれたほど(笑)。現実と想像のあわいから生まれる世界を描きます。
さらに、人生もまた旅。12年前、安定した会社員生活を手放し、画家の道へ踏み出しました。決して平坦ではありませんでしたが、桜の情景がいつも励ましてくれました。桜は包み込むように咲き、見守ってくれる存在。そんな思いを込めた桜の絵も展示します。
新作20点を含む25〜30点を展示予定です。遠方の方にも楽しんでいただけるようライブ配信もしたいと思っています。
今月の一枚
個展のメインビジュアルの『大地と空が溶けあう場所』です。

モン・サン・ミッシェルの岸壁通りを描きました。石造りの迷路のような坂道を抜けると、潮の引いた干潟と薄曇りの空が溶け合う、静かな広がりが待っていました。
展示会のご案内
「現代童画会’25 選抜展」
会期:2025年8月18日(月)〜24日(日) 11:00〜18:30
会場:銀座アートホール
選抜メンバー110名による作品展。私はシュールレアリズム作品を出品します。※12月には神戸巡回展も予定。
「現代童画展」
会期:2025年11月10日(月)〜16日(日) 9:30〜17:30
会場:東京都美術館 1階展示室(上野)
坂本澄子 個展『旅の途中』
会期:2025年11月18日(火)〜24日(月・祝) 12:00〜19:00
会場:ギャラリー・ラ・リューシュ(麻布十番)
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
まだしばらく暑い日が続きますので、どうか体調に気をつけてお過ごしくださいね。
それでは、また来月。
神戸に来られるのですね。また素晴らしい作品とともにお目にかかるのを楽しみにしております。厳しい猛暑が続いております。ご自愛なさいますように。
中井さん、こんにちは。
メッセージありがとうございます。
冬の恒例となりました、原田の森ギャラリーでの関西展に今年も参ります。
私もお会いできるのを楽しみにしています。
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