作品について
- 作品名
- ファスナハトの朝
- 制作年
- 2026
- 技法
- アクリル/キャンバス
- 作品サイズ
- F8 (46x38cm)
- 作品価格
- 164,000円
40年ぶりにドイツを訪れました。学生時代に親しんだ街並みが、今も大切に守られていることを知り、とても嬉しく思いました。一方、ミュンヘンのような大都市では多様な人々が行き交い、時代の変化も感じました。日本もまた大きく変わりつつあります。変わることと守ること、両方の大切さを感じた旅でした。
この作品はフライブルクで出会った風景から生まれた一枚です。ファスナハトは南ドイツに中世から伝わる春を待ち望む祭り。到着したその日も仮装した多くの人々で街は賑わっていました。ソーセージを焼く香ばしい匂い。湯気の立つホットワインを手に談笑する人々。私も焼きたてのソーセージを挟んだパンにかぶり付きながら、見物の輪に加わりました。
翌朝、再び旧市街地に出てみると、通りはすっかり清められ、静かな日常を取り戻していました。唯一の名残と言えば色とりどりの紙吹雪だけ。その律儀さに、変わらぬドイツらしさを感じた朝でした。