2022.1.15
水と空の交わる場所
こんにちは、坂本澄子です。
晴海客船ターミナルが来月20日で閉館になると聞き、大切なものを見逃していた気がして急いで行って来ました。
近くだからいつでもいけると思って未だに行けていない場所、ここもそんな場所の一つでした。
人気の写真スポットだけあって、立方体のオブジェの前には高そうなカメラを構えた人たちの人だかり。
移りゆく空を克明に映し出す水の風景は、とても幻想的でした。
閉鎖になるのは、お台場の船の科学館の先に建設中の新ターミナルへの移転が決まったため。
もともとレインボーブリッジはクリーン・エリザベス号でも通れるという設計でしたが、豪華客船はより巨大化し、近年は横浜や神戸にお株を奪われるかたちになっていたそうです。
建物の外観もユニークで、私の住んでいる運河の向こう側から見ると、光る鳥かごみたいに見えるんですよ。
最上階の展望台にも上がってみました。
地上に降りる頃には夜の帳が降り、立方体のオブジェは先ほどとは別の表情を見せていました。
ここが取り壊しなんて残念な限りですが、いつか私の絵にも登場してくれるかもしれません。
その日が来るまで記憶の中でしっかり醸成させたいと思います。