2022.4.23
パリに行ってきました
こんにちは、坂本澄子です。
先週はブログをお休みさせていただき、パリに行ってきました。
パリの展示会はこれで3回目ですが、現地で参加したのは今回が初めてなんです。
マンボウは解除されたものの、新規感染者は高止まりのまま。海外渡航して大丈夫かな…とギリギリまで迷っていましたが、思い切って出かけてよかったです。
この展示会『パリ国際サロン』は日本人作家の作品をパリで紹介する場で、今年で35回目。
242点の作品が4日間に渡り展示されました。
私は今回が初めての参加で、3点を出品。
見開き2ページで、作家ごとに作品紹介がされた広報誌が用意され、仏美術誌『ユニヴェール・デザール』の編集長ペリエールさんの寸評もついています。
こちらがメイン会場のエスパス・コミンヌ。
以前隣にあったサーカスの動物たちの待機場所だった建物で、天井が高く、明るい光の空間です。
その入り口を入って最初に目に入る場所に私の『Prismatic Hours』が展示されているのを見て、初日から大感激でした。
パリ3区のマレ地区はギャラリー街。通りがかりにふらりと入ってこられるアートファンも多く、会場は賑わっていました。
そんなお客様のおひとり、ある年配のご婦人から、『Prismatic Hours』について嬉しいコメントをいただきました。
「空には雲が広がり、虹が架かり、下には海。そして人の暮らす街があり、自然に対する敬意を感じます」と。
この絵は愛犬ケンに対する追悼の思いを込めた絵で、自然の中に生かされている命を感じながら描いたものだっただけに、その言葉は胸に響きました。
言葉は違えど、絵は思いを伝えてくれますね。
また、この『パリ国際サロン』は現地のギャラリーとタイアップしており、私の残りの2点はマレ・ギャラリーさんで展示していただきました。
私の絵を気に入ってくださり、うちで扱いたいと手を上げてくださったようです。
ギャラリーには毎日夕方に様子を見に立ち寄るようにしていましたが、3日目に『月の贈り物』のキャプションに赤い丸いシールが。
シリルさんに尋ねると「売れたっていう意味だよ」と満面の笑顔で教えてくれました。
それを聞いて、思わず万歳しそうに(笑)
購入されたのはこのギャラリーの常得意さまだそうで、スイスにある別邸に飾られるそうです。
海外に娘を嫁がせる時の気持ちってこんな感じでしょうか。
大切にしてもらってねと、お別れをしてきました。
ギャラリーの様子はリンク先に事務局の撮ってくれた動画がありますので、併せてご覧くださいね。
https://www.facebook.com/sip.japon/videos/351795943633963
パリはウィズコロナが定着しており、4年前に行った時と変わらぬ街の賑わいがありました。
カフェのテーブルにはお喋りに興じる老若男女。初夏のようなお天気に、昼間は半袖姿で公園の芝生で日向ぼっこする人の姿が多く見られました。
そしてどこを切り取っても絵になる美しい街並みもそのまま。
この2年間、これもガマン、あれもガマンと内に籠っていた気持ちが解放され(もちろん無茶はしていませんよ笑)、たくさん元気をいただいた一週間でした。