2022.7.2
暑中お見舞い申し上げます
こんにちは、坂本澄子です。
お暑いですね〜。記録的に早い梅雨明け。
暑中見舞いは本当は小暑(7月7日頃)からと言いますが、今年に限ってはもういいですよね。
今日は夏のご挨拶に取っておいた作品『夏の夜の夢』をご紹介させてください。
清少納言の時代から、「夏は夜。 月のころはさらなり。 やみもなほ、蛍の多く飛びちがひたる。 また、 ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くもをかし」(枕草子)と書かれるほど、夏の夜の風情は格別ですよね。
千葉に住む知人が話してくれた、たくさんの蛍が飛ぶさま。
想像するうちに、そのイメージがいつしか虹色の光をまとった蝶と化身し、この絵になりました。
一番苦労したのは水面。
熱帯の森の木々がさまざまなニュアンスを作り出し、月の明るさを映し出す神秘的な池。
蝶は夢とうつつを介する存在に思えてきて、『夏の夜の夢』と題名をつけました。
そんな夏の夜には、コクとまるみのある冷酒が合いそうです。
いいものを見つけました。
私の郷里・広島の「バッケンモーツァルト」の銘酒のジュレです。
実は、展示会のお土産にお渡ししているからす麦のクッキーもこのお店のもの。
私が高校生の頃から大好きな、広島のお菓子屋さんです。
最近は焼き菓子だけでなく、ジュレにも力を入れています。
瀬戸内海のレモン、オレンジなどをふんだんに使ったフルーツジュレだけでなく、酒造りが盛んな西条地区の蔵元とタイアップした銘酒ジュレがあると知り、取り寄せてみました。
スプーンですくうと、透き通った黄金色がぷるぷる。つるんと喉を通ります。
自然な甘さと香りが広がり、後味はすっきり。
お気に入りのお酒をひとさじかける食べ方もオススメだそうで、9銘柄あると全部試してみたくなります。
さて、今日から「世界絵画大賞展」が上野の東京都美術館で始まります。
今日も暑くなりそうですが、よろしければぜひお立ち寄りください。
私もこれから会場に出かけます。