2023.8.20
展示会で感じたこと
こんにちは、坂本澄子です。
厳しい残暑が続きますね。
同時期に開催となった『日本・フランス現代美術世界展』と『現代童画会選抜展』、どちらも今日が最終日となりました。
暑い中、会場に足を運んで下さった皆様、本当にありがとうございます!
中には2会場をハシゴして下さった方もあり、大感激です。
いつも思うことですが、作品を前にお話をさせていただくのは至福の時。
きっかけや苦労したことなどをお話しすると、「ただ見るよりも、楽しさが倍増しますね〜」と言っていただけると、本当に嬉しいです。
空き時間で、会場の他の作家さんたちの作品を見て回るのがもう一つの楽しみ。
気になる作品がいくつかありました。
がらんとした空間でビリヤード(でしょうか?でも、白玉が1つだけでなんだか変ですね)をしている人たち。
不思議な構図がキリコの作品を思わせました。
この作家さんは5点出品しておられましたが、どれも絵本の挿絵のようで、見ていると夢を見ているような物語が浮かんでくるんです。
会場に行くたびに、その絵の展示室に行ってしましました(笑)
どうして気になったのだろうと掘り下げてみると、自分の中の深い部分に繋がっていることがわかります。遠い昔の記憶だったり、潜在的に抱えている不安だったり。
美術館などで絵を見るときに、作品説明を読むとわかった気になってしまいますが、絵そのものから感じたものを味わい、反芻することで、自分自身に気づくことがあります。
一通り見終わった後、記憶が鮮明なうちに(例えば美術館のカフェでお茶しながら)、気になった絵とその理由をメモしておくといいですよ。
そこで考えたことがあります。
展示会に来て下さった方にお土産に、出品作品をラベルにしてクッキーを差し上げているのですが、
そのラベル(シールになっています)を残していると言われる方が何人かおられたので、貼り付け台紙として蛇腹ノートを作ってみたところ、早速あるお客様が使ってくださり、ラベルの横に感想をメモ書きしてくださいました。
これも感想の残し方の一つですよね。
なにぶん家内手工業なので量産はできませんが、集めて下さっている方、これから集めたいなと思ってくださる方に差し上げたいと思います。
5つ集めると何かいいことがあるかも。