2021.5.22
来たかった場所 『箱根本箱』
こんにちは、坂本澄子です。
梅雨空が続いていますが、いかがお過ごしですか?
私はオープン以来ずっと気になっていた場所にやって来ました。
『箱根本箱』、その名の通り、1万2000冊の本に囲まれて滞在、本好きにはたまらない場所です。
私は読書家ではありませんが、本の匂いに包まれて、活字から広がる思考の世界を遊泳しているような感覚、昔から本屋さんが大好きなのです。
そう、ここは図書館ではなく、本屋さん。続きが読みたければ買って帰ることもできます。
気になる本を選んでお部屋でじっくりもよし、その場に陣取って読むもよし。
随所に椅子やクッションが配置されていて、すぐに本の世界へ入り込むことができるのです。
ちょっと隠れ家っぽくてワクワクします。
エスプレッソマシンがあり、美味しいコーヒーがいつでも飲めるのも嬉しい。
ジャンル別に本が並ぶ吹き抜けのライブラリーとは別に、あちこちに置かれた「あの人の本箱」も楽しみ。
おすすめ理由が掲載された小冊子を見ながら、感覚の合う人が見つかれば、その本箱を制覇なんて読み方も、次回はぜひやってみたいです。
私が滞在中手にとった本がこちら。『ひとりごはんの愉しみ』と『13歳からのアート思考』は持ち帰って続きを読みます。
なぜ13歳かというと、小学生の時に大好きだった図工が、中学生になると苦手教科に転落する美術。絵を描くこと以外にいろんなことを考えさせてくれる本です。
箱根と言えば、やはり温泉ですよね〜。
大浴場に加えて、各部屋にも半露天のお風呂があり、読書に疲れたら温泉に浸かって、新緑を渡る風を感じれば、悩んでいたこともふっと楽に。
頭の回路がパンパンになったら、再起動してリセットできそうな場所。
そう思う人も多いのか、ふらりとおひとりで来られている方も半数近く見かけました。
食事は開放的なオープンキッチンでいただく、創作イタリアン。
地元でとれた野菜や山菜がふんだんに使われ、見た目も美しいお料理をいただきました。
私自身は昔から料理は手早く(要は手抜き)をモットーにしていたのですが、
毎日の食事は人生を豊かにしてくれるとしみじみ思い、料理の本を買ったというわけです(笑
頭のリセットができるだけでなく、新しい回路が繋がる効果もありそうですね。
こんなふうにたくさんのお土産をもらって帰り、明日からの日常をまた頑張ります。