2021.7.30
リアル展示会っていいですね
こんにちは、坂本澄子です。
TOKYO 2020、毎日熱い戦いが繰り広げられていますね。
この瞬間のために、どれだけ多くの時間を積み上げてきたのだろうと思うと、胸が熱くなります。
私も頑張らなくてはと、元気をたくさんもらいました。
私の場合は一筆ひとふでに意志と想いを込めて、、、ということかなと思いました。
さて今週は、久し振りのリアル展示会が東京・大崎の光村グラフィック・ギャラリーで開催されています。
会期中、暑い中わざわざ足を運んでくださった方が何人もおられ、本当に嬉しくありがたい気持ちでいっぱい。
目の前で絵を見ていただいて、感じられたことをお聴きする時間はなにものにも代え難いと、改めて感じるひとときでした。
そんな中、ある方が私の出品作品『都会の桃源郷』の一番左にある柱の奥を見て、
「この奥はどこに続いているんだろう。何かがある感じがする」と仰ったのです。
私は思わずドキっとしました。
まさに冒頭の「一筆ひとふでに意志と想い」を込めた箇所だったからです。
この巨大な地下水槽は以前ブログでご紹介した「首都圏外郭放水路の地下宮殿」から着想しており、蒼いかなたへ吸い込まれそうになる怖さみたいなものを、私も意図して描いていました。
それは明日が見えない今の社会だったり
自然の猛威に対する怖さだったり
いろんなものがあると思います。
すると、その方は続けて、
「音楽でいうと、音と音の間合いに引き込まれそうになるのと同じですね」
音楽に造詣が深く、ご自身もクラシックギターに相当の腕前をお持ちのその方によると、
緊張感のある演奏は、音と音の間の「間合い」にそんな力があるのだそうです。
確かに絵画と音楽には色々と共通点があるかも知れません。
色同士にも音のような美しい響き合いがあり、明暗の違いは音の高低に例えることができそう。
「ベートーベン的な絵」とは、、、そこから発想してみるのも面白いと思いました。
この展示会、今日が最終日(11:30-16:30)です。
実は昨日2回目のワクチンを接種し、周囲に体調を崩す人が続出する中、今日は会場に行けるかと心配していたのですが、腕が痛いくらいで大丈夫そうです。
現代動画会セミナー展’21 @光村グラフィックギャラリー(東京・大崎)でお待ちしています!
あ、(小さな声で)JR大崎駅下車後、ゲートシティ大崎を一番端まで通り抜けされると近くて涼しいですよ〜。