2022.6.11
真夏の2つの展示会
こんにちは、坂本澄子です。
9年5ヶ月頼もしい相棒でいてくれたMacBookが引退することになり、先日新人Macが届きました。
私はITカンパニーにいたとは思えないほど、機械モノが苦手。
おっかなびっくり新人ちゃんを開いたら、スイッチを押す前から画面が表示され「こんにちは」
思わず返事しそうになっちゃいました。
「これからよろしくね〜」
その後も質問に答えながらスイスイと設定が進んでいき、次はデータ移行です。
これが終わると、全く同じMacが出来上がるハズ。
相棒との最後のお仕事は、このブログとなりました。
さて、先日はフランス芸術家協会(ル・サロン)への入会認定に、たくさんのお祝いメッセージ、ありがとうございました!
ウェブサイトには「外国人会員」と表記しました。嬉し恥ずかし。
一週間が経ち、ますます身が引き締まる思いです。
今描いている100号にも熱が入ります。
2021年の初入選のときは、コロナで展覧会が中止になってしまいましたが、入選作品『アンモナイトの夢』はウェブで公開していただき、嬉しくて何度も見ちゃいました。
ル・サロンは例年2月にパリのグラン・パレで開催されています。
作品を前の年の秋には発送しなくてはならないため、出品作品を日本で見ていただく機会があまりありませんでした。
7月と8月別々の主催者による展示会にご縁があり、2022年入選作品『奏(かなで)』は8月の「日本・フランス現代美術世界展」@国立新美術館(六本木)に、そして、来年出品を予定している『春のあしおと』は7月の「世界絵画大賞展」@東京都美術館にそれぞれ出品します。
この『奏』は見上げた木がマレフィセントに見えてしまったところから始まった作品なのですが、地塗りの後、ちょっとした冒険をしました。
油彩とアクリルの2種類の絵の具を使い分け、湖の向こうの木立の深みのある色合いは油彩で、逆に紅葉の鮮やかな色使いは、発色の良いアクリル絵の具に頑張ってもらいました。
こんな両刀使いを、講評で「色に歌わせる」と表現していただき、苦労が報われた感じです。
「日本・フランス現代美術世界展」はル・サロンやサロン・ドートンヌなど、フランスを代表する美術協会で活躍する作家も出品します。
日本とフランスの作家の世界観の違いも楽しんでいただけると思います。
『春のあしおと』は、早春のひんやりとした空気に凛とする気持ちで描きました。
過去から現在、未来へと生かされる命の尊さ、困難にあっても前を向いて歩いていく姿を、夜明け前の空の澄んだ青に込めました。
お天気は「曇りのち晴れ」
未来はきっと明るい、そんな希望を感じていただければ嬉しいです。
「世界絵画大賞展」は国籍・年齢を問わず、また油彩・水彩・墨彩・混合など技法にこだわらず、広く世界から絵画作品を公募する国際公募展。
審査員の遠藤彰子先生に憧れて、今年初めて応募しました。応募総点数884点の中から入選201点に選ばれて嬉しいです。
どちらの展示会も詳細はウェブにて改めてご案内をさせていただきます。
会期中の土日は会場にいますので、よろしければどうぞ見にきてくださいね!