2023.1.21
二人展への想い
こんにちは、坂本澄子です。
寒いですね〜。それもそのはず、昨日「大寒」に突入しました。
バス待ちしている間、スマホを持つ手が凍えます。
そんな寒い時期ではありますが、初めての二人展が2週間後に始まります。
せめて心は温まってもらえるよう、春を呼ぶ花「ポピー」をたくさん飾ってお迎えしたいと思います。
今日は今回のテーマである『内宇宙の物語』への想いをお話しさせてください。
「内宇宙」という言葉、あまり一般的ではないかも知れませんが、私は脳内宇宙という意味で使っています。
宇宙も果てしなく広いですが、脳内宇宙は複雑に入り組み、どこまでも奥へと続いている感じがします。
それから、いろんなところに回路が繋がりワープできるのも、脳内宇宙ならでは。
そんな脳内宇宙を描いたのが『時空の交差』。市松模様の一つ一つが細胞というわけです。
スマホを持つようになってから、気になるものがあるととりあえず写真に撮るようにしています。
そして、それらを時々眺めます。
「!」と思ったものにはお気に入りマークをつけ、貯まってきたお気に入りアルバムをまた時々眺めては、ぼーっとします。
その時、すぐに絵のアイデアが浮かんでくれば苦労はないのですが、インプットしたものは一旦脳内の深海のような場所(意識より下のレベル)に沈み込み、醸成されるまで、ある程度の時間が必要みたいです。
そしてあるとき、ぼんやりとしたイメージを伴って意識レベルに浮かび上がってきます。
その輪郭は朧げですぐに見失ってしまうので、その姿を捉えようとスケッチブックに描き始めます。
それを目につく場所に置いて、色や形が思い浮かぶ都度描き加え、そして消してを繰り返します。
『真夏の夜の夢』も蝶がフレアを描きながら舞う姿がまず浮かび、暗闇に目を凝らすような感じで、後から周りの景色がついてきました。
よく「この絵はどのくらいで描いたの?」と訊かれますが、描く以前のこの苦行期間が一番長いかも知れません(笑)
そんなふうにして出来上がった作品20点を展示します。
ぜひごゆっくりご覧いただければ嬉しいです。
遠方にお住まいの方に向けては、会場の動画を撮ってお届けします。Liveにできるといいなとも考えています。
絵の世界に飛び込んで、2月でちょうど10年になります。
この10年は紆余曲折があり、平らな道のりではありませんでしたが、今こうして好きな絵を描いていられることはとても幸せ。応援してくださっている皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございます!
ぜひ会場でご一緒にお祝いしてください。
展示会に来られる際にお土産をくださる方もいらして恐縮しています。お気を使われる必要はないのですが、もしいただけるのであればポピーを一輪贈ってくださると嬉しいです。
二人展のご案内はコチラをどうぞ!