2023.5.21
素敵な二人展に行ってきました
こんにちは、坂本澄子です。
日曜日は久し振りのお天気に恵まれましたね。
2月に二人展でご一緒した川部律子さんの展示会にお邪魔してきました。ご主人の川部伸一さんとの二人展『時の記憶』です。
東京造形大学で同級生だったお二人。二人で展示会を開くのが長年の夢で、’09年に実現。
2年前に伸一さんは天に召されましたが、今回、再び同じギャラリーみるめ(調布)で遺された作品たちとの二人展が実現しました。
私はご主人の作品を拝見したのは初めてでしたが、お互いの作品がまるで会話しているよう、会場全体が優しい空気に包まれていました。
夫婦って一緒にいるうちに似てくると言いますが、お二人の作品もそんな感じがしました。
きっと制作においても良きパートナーだったのですね。
そして、もう一つ楽しみだったのが、川部さんの「のぞき箱」です。
箱に空いた丸い小さな覗き窓から箱の中を覗くと、そこは不思議な世界が広がっています。
3枚以上の鏡を組み合わせて作り出す、無限の映り込み。昔、母の鏡台の合わせ鏡で遊んだ幼い頃のドキドキ感を思い出します。
2月の二人展で初めて見てからずっと気になっていた『地下水路』をついにお迎えすることになりました。
人知れず続く地下水路。その果ては別の次元に繋がっているような、妄想を掻き立ててくれます。
いつでも手に取れるように机のそばにおこうと思います。
ギャラリーみるめは2階がカフェになっていて、とても美味しいコーヒーをいただけます。
コーヒーとお喋りを楽しんだ日曜の午後でした。
川部さんとはまた二人展をやりたいですねと話しています。
その時には一回り成長した姿をご覧いただけるよう、頑張りたいと思いました。