2022.9.21
この絵でしか表現し得ないもの
『アンモナイトの夢』 2021年7月納品
<東京都H.M.さまからのメッセージ>
アンモナイト、人間がまだ地球上で単なる動物の一種だった時代あるいはそれ以前に遡ってその輪廻が描かれています。
日常の仕事に追われる中、この絵のおかげで、空間と時間のスコープを大きく変えることができて、自分を取り戻すことができます。
古代の海のブルー、アフリカを思わせる地上の太陽のオレンジ、この絵でしか表現し得ないものだといつも感じています。
<坂本澄子より>
私は化石や地層など、悠久の時の流れを感じられるものが好きです。
この絵もアンモナイトの化石を見ながら、その部屋一つ一つに、何億年もの間アンモナイトが見てきた夢を描いたらどうなるだろうと考えたのがきっかけでした。
脈々と受け継がれた生命の系譜、そして今生かされている自分。
そう思うと、ちっぽけなことへのこだわりが消えて、物事を大きく考えられる気がしました。
同じように感じてくださったMさまのもとにこの絵が迎え入れられ、毎日眺めていただいているのはこの上ない幸せです。