作品について
- 作品名
- 再興
- 制作年
- 2024
- 技法
- アクリル
- 作品サイズ
- F50 (116x91cm)
- 作品価格
- 750,000円(税込)/ 額装実費
江戸時代の祭りで使われた「山車(だし)」の写真を見たとき、建物を積み上げて作られたその姿に心を奪われました。電線もなく、想像のままに高く伸びていく — そんな大胆なエネルギーを、今の時代に重ねてみたいと思いました。
描く過程では、建物の角度や階段の配置を少しずつ変え、観る人が実際に階段を登っていくように感じられるよう工夫しました。東京タワーが遠くにそびえ、都庁が手前に迫る。現実にはあり得ない構図の中に、リアリティを宿す挑戦でした。
制作の途中でふと気づいたのは、16世紀ブリューゲルの《バベルの塔》に通じる構図。人間の創造への憧れと、少しの奢り。隣の山に同じ建物を描いたのは、「負の歴史を繰り返してはいけない」という願いを込めたからです。

