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坂本澄子の絵画作品サイト

重なり合う風景

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《お便りNo.42》 謹賀新年

新年明けましておめでとうございます。

どんなお正月をお過ごしでしたか?

今年は9連休だった方も多く、郷里に帰ったり、旅行に出かけられた方も多かったのでは。

私は自宅で家族とのんびり過ごしました。

 

<私のゆる〜いお正月>

元旦はおせちを食べた後、家族で麻雀をするのがここ数年の習慣になっています。

私は麻雀ビギナーでしかも年に一度しかしないので、ルールを忘れて毎回リセット状態です(汗)

お雑煮は母が作っていた広島の牡蠣を入れたすまし汁を受け継ぎ、毎年作っています。

お餅は丸餅、焼かずに茹でて出汁に投入します。

お雑煮ってその土地によって違いますよね。

あなたの町はどんなお雑煮ですか?

初描きは2日。

久し振りにパステルを出してきて、パリの風景を描きました。

パリの街はどこを切り取っても絵になるだけに、自分らしさを添えてその魅力を表現するのはなかなか大変です。

その風景に惹かれた最初の気持ちを、絵の中に再現できたらと思いながら描きました。

新緑の季節。アーチ型のファサードが緑に溶け込んでいました。
赤いテントがとびきりオシャレなカフェ。フランス人は本当にお喋りが大好き。自分を表現するのが苦手な日本人には眩しい。
まだ寒い2月、ミモザが店先に春を呼び込んでいました。冷たい風の中にほっと心が緩んだ瞬間。

どれもハガキサイズです。

虎ノ門のレストランで展示販売のお話をいただき、昨日この絵を持ってお店に伺ってきました。

デッサン画なのでお求めやすい価格で販売する予定です。

詳しいことが決まったらまたお知らせしますね。

 

<ほのぼの交友録> 「夢のイストワール展」主宰 松岩邦男さん

新年5日、松岩さんが出品されている第一回世界藝術院展を見に行ってきました。

松岩さんの絵にはいつも出てくるキャラクターたちがいます。

人の顔をした岩、鬼の子、笛を吹く少女、横顔のお月様(ご本人に似ています)、バレリーナの少女、白うさぎさんなど。

それらは不思議な個性を発しながら決してバラバラではく、松岩ワールドの住人として、奥行きのある画面構成の中で美しく調和しています。

年齢的には大先輩ですが、心はさしずめ永遠の少年。

絵の中にキリッとした鮮やかな赤を出すために絵の具ではなく赤い紙を使ったり(ここだと言われましたが、周囲と馴染んでいて全く分かりませんでしたが、確かに赤がヴィヴィッド!)、岩肌のゴツゴツ感にはうずらの卵の殻を貼り付けたりと、絵の中でいろんな冒険をして遊んでいるような。

描き手が楽しんでいると、それは見る人にも伝わります。

今回の作品は特に素晴らしくて、何度も絵の前に引き寄せられました。

テクニックの話から派生して、時折絵を描くことの本質に迫るお話も。

松岩さんの持論は、作品の進化は、普通→独特→特殊→特殊の特殊という過程を辿るというもの。

これといって特徴のない普通の絵が、見ただけであの作家の絵とわかるようになり、さらにその人にしか描けない世界観を持った絵と開花していくというものです。

目から鱗でした。

去年から悩んでいたことに答えがひとつ見つかったような。

個展会場についても相談したところ、いくつかおすすめの画廊を紹介いただきました。

早速来週見に行ってきます。

 

<今月の一枚>

春紀行』 6号(32x41cm)

花筏が流れる春爛漫の目黒川。

両岸から満開の桜が互いの美しさを競うように枝を伸ばしています。

その時、水面ギリギリの高さを一羽の白い鳥が滑るように目の前を横切って行きました。

突然の出来事にハッとし、その行方を桜の影に消えるまで目で追いました。

もやもやとした日常の中に、ぱあっと光が差し込んだような気がしました。

この光景を思い出すとダメな自分がリセットできる気がして、描いてみようと思いました。

もがいている私への、そして今年何かに挑戦しようとしているあなたへのエールになればといいなと思います。

この作品の詳細はこちらをどうぞ。

 

今月も最後までおつきあい下さり、ありがとうございました。

インフルエンザが猛威を奮っていますので、気をつけてくださいね。

それではまた来月!

  • 高須 章 より:

    お正月は年に一度の麻雀ですか。 うちはみんなで絵しりとりをよくします。 これは発想でどんだけ笑わそうかという試みであんまり笑うんで 上の階の女の子が ”わたしも絵しりとりしたい”と ねだっていました。坂本さんなら フランスと広島の食べ物で絵しりとりできそうですね。 

    • 坂本澄子 より:

      高須さん、今年もよろしくお願いします。
      絵しりとり、初めて聞きました!言葉で言う代わりに、絵で描くのですか??
      盛り上がりそうですね〜。

  • 山嵜哲也 より:

    坂本さん、オシャレなカフェとフランス人のお喋りを思い浮かべて癒やされました。
    自分のこと話すの私も苦手です
    でも、先日トークイベント依頼がありましたので、これも何かの縁かなと思いお受けしようと思います。

    『描き手が楽しんでいると見る人にも伝わる』不思議ですよね。素敵な一枚をありがとうございます。

    • 坂本澄子 より:

      山嵜さん、初めてメルマガをお読みくださり、ありがとうございます!
      小さくても絵が一枚あると、お部屋の雰囲気が変わりますよ。パリの風景画はちょっと飾ってみようかなと思える大きさと価格で準備しています。
      苦手なことでも意識してやるようにしたら、だんだんそれが普通になってくるのかもしれませんね。トークショー、楽しんでくださいね。

コメントいただいたら必ず返信しますので、しばらく経ってからこのページを再度ご確認ください。

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