2021.12.11
ご注文制作の愉しみ
こんにちは、坂本澄子です。
今夜は前職時代にお世話になった元上司のYさんから頂いた燻製のおつまみをいただきながら、テネシー・ウィスキーを楽しんでいます。
この2年間、アルコールをいただくことがすっかり減りましたが、昔私がジャック・ダニエルを好きだったことを覚えてくださり、お手製の燻製に小瓶を添えて送ってくださったのです。
こうして覚えていただけていることが本当に嬉しくて、絶品のビーフジャーキー、チーズ、ナッツの燻製に誘われるようにグラスを重ねています。
珍しく飲みたくなったのには訳があります。
ご注文制作した絵が完成し、額縁を選びに行ってきたのです。
最近は自分の洋服を買うよりも、娘たち(絵のこと)にいい服を着せてあげることに一生懸命な私。
新宿の世界堂本店は、10号(新聞の一面くらい)以下なら在庫が豊富で、実際に合わせてみることができるので、いつもキャンバスを持ち込んで選んでいます。
似合う服を着ると魅力を増すのは、人も絵も同じですね。
今日の作品は2点。
一つは愛犬との幸せなひと時を描いた作品、もう一つはお客様の明るい未来をイメージしながら描いた桜です。
どちらもご注文主さまとやりとりを重ねてご一緒に作り上げた大切な一枚ですから、額縁選びもご一緒に!が私の基本なんです。
あらかじめ時間を決めておき、写真を撮ってLINEでお送りするとすぐにお返事が。
このリアルタイムなやりとりがワクワクの源泉です。
愛犬との幸せな時間は落ち着いたウッド系、桜はグリーンがかったシルバーの額縁に決まりました。
ご注文制作では、お客様のところに取材に伺うこともあります。
今回は愛犬にも会わせていただき、その表情をしっかりインプットできました。
桜の方は、私が画家を志し活動を始めた最初期からずっと応援し続けてくださったお客様です。
先日も上野の展示会でお会いしたばかり、そのお優しい笑顔を思い出しながら描かせていただきました。
ご注文制作はお客様との共同制作。
構想段階から額装までタッグを組んで進む道のりは、私にとって至福の時間です。