2023.8.27
《お便りNo.27》秋の気配がほんの少し
こんにちは、坂本澄子です。
昼間の蒸し暑さは相変わらずですが、朝晩のいい風に、秋がそこまで来ていることを感じます。
あなたのお住まいの街はいかがですか?
8月は同時期に2つ展示会が重なったため、六本木と銀座の会場を行ったり来たり。
冒頭の写真は国立新美術館で開かれた「日本・フランス現代美術世界展」です。
見にきて下さった方、いつも本当に感謝です。お話しできて元気をたくさんいただきました。
<日本最古のビアホール>
展示会からの帰りに、画家仲間と暑気払いに銀座ライオン(ビアホール)に行ってきました。
ミュンヘンを彷彿とさせる天井の高いホールに、語り合うざわめきが心地よく響きます。
この時にご一緒した松岩さん(イストワール展主宰)から、上橋菜穂子さんのファンタジー小説『守り人』シリーズが面白いと教えてもらい、早速読み始めました。
感性が近いと思う人のオススメはほとんどハズレがないので、必ず試すことにしています。
今回もやはりマルで、毎晩寝る前の楽しみになっています。
ちなみに松岩さんはドハマリして、1ヶ月でこのシリーズ10冊以上を読破したそう(笑)
この集中力が、あの緻密で物語性の溢れる作風を生み出しているのかなと思いました。
<手作りジャバラノート>
展示会に来てくださった方へのお土産として、広島から取り寄せたさくさくクッキーに展示作品のラベルをつけてお渡しするのが、2年前からの習慣になっています。(注:お菓子の種類はたまに変わることがありますが、どれも私のお気に入り)
そのラベルを取っていると仰る方があり、そんなお気持ちにお応えする方法はないものかと考えていました。
そんな時、たまたまジャバラノートの作り方をネット上で見つけて、試しに1つ作ってお渡ししたところ、早速使ってくださいました。
ラベルの隣のページには感想を書いてくださっています。
これは素晴らしいと思いました。
絵を見ることは自分の内面と対話することだと、私は常々思っています。
例えば、美術館で絵を見ていて、何か気になる作品があったとします。
それは心の奥底にある何かと繋がっていることが多いのです。
そんな時は、どうして気になったのかと考えてみること、「ああ、そうか」と思い当たることが。
思い当たらない時もありますが、心との対話を試みることは大切なので、ぜひメモしておかれることをお勧めします。
このジャバラノートもそんな風に使っていただけたら嬉しいです。
このノート、なにぶん私の手作りなので微妙に歪んでいたりしますが、そこはご愛嬌。
私もラベルを取っていたよという方、これから集めたいという方、ぜひ「ジャバラノート欲しい!」とメールに返信してくださいね。
これは会員証(重なりあう風景応援隊員)にもなっています(勝手にすみません 笑)
「会場が遠くて行けないよ〜」という方にも参加していただければと思いますので、展示会以外で集めるアイデアを募集します。
こちらもメールの返信でお送りください。
お送りくださった方には座布団1枚…じゃなくて、ラベルシールを1枚つけてジャバラノートをお送りします。
ご応募お待ちしています!
<ついに完成しました>
先月号で途中経過をご紹介した作品が完成しました。
水の輪が銀河につながるところは苦労しました。
水であり、星の集まりであることをどう表現したら、見る人に伝わるかと。
金箔を小さくちぎって使い、さらには金色の粒(色んな画材があります)を蒔きました。
遥かかなたの昔、箒星から地球に舞い降りた星の粒が生命を生み出し、数十億年もの時を経て、今生かされている私へと続いています。
そんなふうに考えると、小さなことで悩んだりくよくよしている時も、少し気持ちが前向きになります。
来年2月、夢が叶ったらいいなあ。(先月号のメルマガをご参照ください)
今月も最後までお読みくださり、ありがとうございました。
ぜひ一言だけでも結構ですので、メッセージをお願いします。
いつも元気をいただいています!
24時間テレビを見ていても、例年は「始まってしまうー」という気持ちがあって、感動と緊張が同居。今年は感動だけで見ています。
これから絵を観る時の参考になりました。ちなみに『月の贈り物 Ver.U』について、何故気に入っているのか考えてみたら、「好きがいっぱい詰まっている。」ということでした。
隊員が増えますように!
上原さん、コメントありがとうございます!
いつも目につく場所に好きなものを3つ以上飾るといいそうですよ〜。脳科学を専門にされている先生からお聞きしたので、きっと根拠があると思います(笑)
上原さんの好きなものの中に『月の贈り物 Ver.U』を入れていただいてとても光栄です。
私も母の写真(毎月ホームから送ってくれます)、亡き父が机の上に置いていたネコの置物(私がどこかのお土産であげたもの)、好きな絵(他の作家さんのもの)などをよく目につくところに飾っています。
※コメントいただいたら必ず返信しますので、しばらく経ってからこのページを再度ご確認ください。