2021.8.28
10年ぶりの大阪で
こんにちは、坂本澄子です。
昨日から大阪のあべのハルカスでアートイベント「オアシス2021」が開催されており、9時間かけて車でやってきました。
10年ぶりです。この暑さ、大阪の夏を思い出しました。
2001年までの25年間、関西に住んでいたのですが、以前の天王寺のイメージとは全く変わって洗練された街になっていてビックリ。
日本一高い展望台に上がっておのぼりさんもしてきましたので、そのお話は後半に。
「オアシス2021」は日本人作家の作品にフランス、スペイン、モナコからの出品作品を加えた、アートの国際交流イベント。私は今年初めて参加させていただきました。
例年であれば海外からの出品者との交流が楽しみなイベントなのですが、今年も緊急事態宣言下の開催となり、その分じっくり作品を見せていただいています。
絵画、写真、書、水墨画、立体の各ジャンルごとに展示がされていますが、中には皮革、絹、和紙、押し花などの素材を使ったり、寄木細工のような伝統工芸を使用した、従来の枠にとらわれない表現もあり、とても興味深く拝見しました。
また、展示空間も壁が黒で、迷路のような演出も新鮮でした。
今回私が出品した『水の惑星2021』ですが、もしかしたら、「あれ?!」と思われた方もいらっしゃるかも。
実は3年前に描いた作品に手を入れたものなんです。
以前は真ん中に月を描いていたのですが、地球に描き直しました。
3年前と比べると、宇宙旅行が一気に現実のものとなり始めています。
こんなふうに外から地球を眺めることができるようになるのも、そう遠いことではないかも知れませんね。
そのときにも美しい青い星でありつづけてほしいとの願いを込めて、この形にしました。
ところで、会場にはこの状況下にも関わらず、大阪時代にお世話になった上司や同僚がたくさん駆けつけてくださり、久しぶりの再会を楽しんでいます。本当にありがたいことで、感謝しています。
絵を描くことは、ひとりで自分自身に向き合う時間が長く、その分、孤独を感じることも多いですが、これまでいかに多くの方々に支えられてきたかを今またしみじみと感じています。
さて、後半はあべのハルカス、地上300mからの風景をお届けします。
ちょうど夕日が沈む時間で、右側から伸びている山並みが六甲山です。
自分の足で歩いた街(大阪では法人営業をしていたので、地下鉄で大阪のいろんなお客様を訪問させていただいていました)を上空から眺めるのはまた格別ですね
中程(左側に人物2人のシルエット)が空中回廊です。
自分で歩いていると普通のフロアなのですが、吹き抜けの反対側から見ると、なるほどと思いました。
この構図、いつか絵に使ってみたいと思いました。
『オアシス2021』は明日16:00まで開催中です。