2021.9.11
秋めいてきました
こんにちは、坂本澄子です。
ジリジリとした暑さが和らぎ、すっかり秋めいてきましたね。
秋と言えば中秋の名月。
空気が澄んできて、夜空が綺麗に見えるのだそうです。
特に月を見ていると、なんだか心が浄化されていくように感じますね。
いま「オンライン展示会」の第二弾をお届けする準備をしています。
今回のテーマは「月」。
月は私の作品にとって最も重要なモチーフで、これまでも色々と作品を描いてきました。
昔描いたものも含めて、いろんな月を見ていただきたいと思っています。
というのも、私が現実と空想の世界を組み合わせて描くようになったのは、月のお陰なのです。
まだ私が会社員だった頃のことです。
仕事で遅い時間に帰宅して、疲れて着替えもせずにソファでうとうとしていたら、リビングに掛かったバリ島の大きな絵から葉っぱが伸び出したように感じたのです。
夢なのか現実なのかわからないままに窓を見ると、明るい月がこちらを見ていました。
いま思うと、ハードな現実のすぐ隣に、緑に溢れる別の世界があって、実は自由に行き来できたりして…と考えることで、心の均衡を保てていたようです。
そんな不思議な感覚を後に絵にしたのが『夢』です。
それ以来、月を描けば、少しくらい現実離れしていても許してもらえそうな感じがして、、、
月から想像を膨らませたもの、月の光のもとで別の顔を見せた風景など、月に感謝する気持ちで、タイトルを『月の贈り物』としました。
第1弾の『TOKYO 2020 – そして未来へ – 』と同様、ご自宅にいながら少しでもギャラリーの雰囲気を楽しんでいただければとライティングを工夫し、また今回は動画も撮影しました。
緊張して、ナレーションもたどたどしさ満載ですが、絵を描いているところも少しご覧いただきたいと思っています。
1週間後の公開を目指し準備を進めていますので、どうぞご覧くださいね!