2021.12.4
初冬の愉しみ
こんにちは、坂本澄子です。
寒くなって来ましたね。
オンライン展示会#2『月の贈り物』から毎週1点ずつ選んで、制作当時の出来事などを織り込んでご紹介していますが、今日は中休みして、最近のマイトピックスをゆる〜くお伝えします。
冬は毎朝5:45に目覚ましをセットしています。
目覚ましを止めた時は外はまだ真っ暗ですが、藍色の空と東京湾の間にオレンジの細い線が現れると、どんどん空の表情が変わって来ます。
太陽が顔を出すのを待っていたように出航する作業船。
潮目を描きながら沖へと進む姿に一日の始まりを感じます。
今年はアドベント・カレンダーを飾りました。
12月1日からクリスマスを待つ24日間、毎日日付の数字が書かれた扉を開くと隠し絵が現れる仕掛け。
絵の中に点在する日付を探しながら扉をめくるのが、毎朝の日課になっています。
ちょっぴりワクワク気分で一日が始まります。
こちらは新しい家族のサボちゃんです。
娘が誕生日にプレゼントしてくれた多肉植物の寄せ植えです。
お外が好きなので、朝陽の降り注ぐベランダに出してやります。
多肉植物は紅葉するんですよ。
よく見ると葉の端っこが赤くなっているのがあったり、葉っぱ全体が黄色っぽくなってきたものも。
丸っこい葉っぱに癒されます。
今描いているのは『逢魔の時』
10月に横尾忠則さんの『原郷から幻境へ、そして現況は?』展@東京都現代美術館を鑑賞した後、近くの運河沿いでレトロな鉄橋を見かけました。
黄昏時の風景が、横尾忠則さんの『Y字路にて』とオーバーラップ。
橋の向こうの木立が深い森に思えて、魔物が出て来そうな怪しい雰囲気を重ね合わせて描いています。
夜は歩いて5分の温泉『泉天空の湯』に行きました。
19時過ぎると区民割引があり、お風呂に入りに行く感覚の人たちで結構賑わっています。
地下1500mから組み上げた有明温泉は澄んだ琥珀色。疲労回復、肩こり・腰痛に効くそう。
私の目当てはお風呂はもちろんですが、写真集や本が置かれたライブラリーがあること。
宇宙や海や樹や世界の廃墟といった、私の好きなジャンルの写真集が充実しているのです。
一風呂浴びた後は、写真集をめくりながら、次の作品のヒントをいただきました。
夜は何と言っても星空。
東京の空も捨てたものではありませんよ〜。
海側は街明かりが少なめで、ひときわ明るい惑星はもちろん、オリオン座もしっかり見えます。
肉眼でもオリオン座星雲が赤っぽく見えると関西の方に教えていただき、目を凝らして見ました。
見えました!本当にぼんやりですが、何かある感じがわかりました。
大宇宙の中の小さな地球。ちっぽけな人間たち。
明日もいい日でありますようにと眠りにつきました。