2022.2.26
ル・サロン2022から
こんにちは、坂本澄子です。
いいお天気になってきました。
関東では14℃まで上がる予報、春の気配を感じると心がウキウキしてきますね。
さて、今月20日盛況のうちに閉会した「ル・サロン2022」から現地の様子が届きました。
会場はパリオリンピックに向けエッフェル塔の側に完成したグラン・パレ・エフェメール。
正面が全面ガラス張りで、モダンでありながら、向かいの伝統的な建物(エコール・ミリテール)が映り込む風景は、ヨーロッパならではですね。
こちらは入り口付近。
展示場所を一覧表から探す人たち、歓談する人たち。会場のざわめきが伝わってくるようですね。
行きたかったなあ。
一番手前が私の『奏(かなで)』です。
最近は日本、中国といったアジア圏からの応募も増えているそうですが、旧官展で基本的にはフランス人アーティストのための公募展なので、外国人枠は20-30%。
こちらはル・サロン絵画部門代表のアラン・バザールさん。
作品の前でポーズをとっていただき光栄です。
和の雰囲気に仕上げたこの作品、バザールさんの目にはどんなふうに映ったのでしょう。
お聞きしてみたいです。
来年のル・サロン2023に向けて、今年と同じ30号で『春のあしおと』を描いています。
この作品は2015年に社会へ旅立つ娘に向けたエールとして描いたもの。
今度は自分自身、そして同世代に向けて描きなおしており、過去、現在、未来の異時同図的な構図はそのままで、前作よりも完成度をあげられるよう頑張っているところです。
毎年狭き門ですが、入選を果たせたら今度こそパリに行きますよ〜。
ちなみに、エフェメールはエッフェル塔に由来する言葉だと思っていたのですが、仮のという意味なのだそう。直訳すると「仮設グラン・パレ」^o^;
グラン・パレが現在改修中のため、パリオリンピックの会場として作られました。オリンピック終了後は取り壊されるそうで、2025年のル・サロンはまたグラン・パレに戻るのでしょうね。
グラン・パレはトム・クルーズが『ミッションインポシブル フォールアウト』でパラシュートで着地したガラス張り天井のあの建物です。
天井が高く、特に日没後はとても雰囲気があるそうで、その日まで頑張って出し続けたいです。