2022.10.22
受け継がれる生命へのまなざし
こんにちは、坂本澄子です。
今年も現代童画展が上野・東京都美術館で開催されます。
今年一番の大作を出品します。
100号は長辺が162cmですから、私の身長くらい。
随分前から構想はあったのですが、なかなか描き出せないでいた作品です。
これまでも『アンモナイトの夢』『夢見るキリンたち』など、化石をモチーフにした作品は描いていました。
いずれも数億年もの悠久の時の流れと、今生かされている生命への讃美を主題としたものです。
今回の作品では、そこに人智を超えた意思を表現したいと思いました。
それがタイトルを『受け継がれる生命(いのち)へのまなざし』とした理由です。
三葉虫、アンモナイト、始祖鳥… 教科書で学んだ古代の生物を散りばめ、生命が初めて水の中から地上へ飛び出す瞬間が、冒頭の画像です。
ちょうどこの絵を描いていた時、小さなアマガエルのとてつもない跳躍力を見て、そのエネルギーがこの場面にふさわしいと思いました。
でも、これは絵のほんの一部分。
広い美術館で最初に目に入った時の印象を決めるのは構図。
各部の細部の描き込みはもちろんですが、この作品では時間をかけて構図を練りました。
そのあたりをぜひご覧いただきたいので、お近くの方は会場に足を運んでいただければ光栄です。
ご招待ハガキをお送りしています。
行ってみようかなと思われた方、ぜひご連絡くださいね。
詳しくはコチラをどうぞ。