2023.5.28
青い器
こんにちは、坂本澄子です。
きれいな青い小皿を見つけました。
出会いは近くのショッピングモールの催事広場、瀬戸物展でのことです。
ぶらりと見ていると、視界の端に突如鮮やかなブルーが飛び込んできました。
思わず近寄ってみると、最近描いた海の色に似た、明るい青が涼しげな小皿です。
「これ欲しい〜」と使い途を考えたら、お蕎麦の薬味入れにちょうど良い大きさではありませんか。
「波佐見(はさみ)焼」とありました。
レジで聞くと長崎の焼き物だそう。
包んでもらった新聞紙は確かに「長崎新聞」でした。
お昼はざるそばにしよう!と、その足で蕎麦を買いに行くと、たくさんの種類が@_@
「そば湯のとれる本格そば」のキャッチに心惹かれて「十割そば」を選択。
蕎麦つゆも奮発しました。
素材にこだわり、手間暇かけて作られたものは絶対美味しいはずとレジカゴへ。
薬味はミョウガと大葉をたっぷり用意。
茹で時間をタイマーできっちり測り、流水でぬめりをとり、蕎麦猪口は4/29のブログでご紹介したあの渓山窯・有田焼の蕎麦猪口をおろしました。
ところが、、、
期待したほど美味しくない…
ううむ、なぜ?
・・・
理由は翌日わかりました。
ミョウガも青葉も使い切ったので、薬味は白ネギと七味唐辛子とシンプルだったのですが、逆にそれがよかったのです。
前日のはどうも薬味を入れすぎたみたい😅😅😅
何事も過ぎたるは及ばざるが如しですね。
そういえば、それは絵を描くことにも当てはまると思いました。
どこで筆を置くかはとても難しく、描き込みが足りないと物足りない出来になってしまうし、かと言ってやり過ぎても逆に絵が硬くなり、最初の勢いがなくなるというのはよくあることなのです。
何事も加減が大事ですね。
額装したばかりの青と白の響き合いを楽しみながら、蕎麦そのものの美味しさを堪能して、仕上げに蕎麦湯。大満足のお昼になりました。