2023.7.15
月と地球のロマンチックな話
こんにちは、坂本澄子です。
毎日暑いですね。
といってもこれは東京でのこと。
不安定なお天気で、あちこちで集中豪雨や雷。
被害に遭われた方、心細い思いをされている方に心よりお見舞い申し上げます。
新作のためにインスピレーションが欲しくて、二度ほどプラネタリウムに行ってきました。
最近のプラネタリウムは星空と映像を組み合わせたストーリー仕立て。
2度目に見たプログラム「Songs for the Planetarium 星空と巡るプレイリスト」は、音楽とリスナー投稿のナレーションまで加わって、ラジオを聴いているみたいな、でも映像もある…みたいな、不思議な感覚でした。
プラネタリウムも進化していますね。
そのときに聴いた、月の成り立ちについてのお話を、今日はご紹介したいと思います。
時はおよそ45億年前。
原始地球に巨大な天体が衝突しました。
その衝撃で地球の外側の部分が宇宙空間に飛び出し、衝突した天体の一部と共に地球の周囲を漂い、やがて固まってできたのが月です。
月は地球の周りを27日かけて回っていますが、自転1回の周期と同じため、いつも同じ面を地球に向けています。
一方、月も地球に影響を与えています。
満潮、干潮が起こるのは月の引力のため。
地球の一部から生まれ、互いに影響を与え続けているのですね。
だから、私たちはこんなにも月に惹かれ、夜空を見上げるのかも知れません。
さて、肝心の新作ですが、ぼんやりとイメージが降りてきました。
小さなサイズで下絵を描き始めましたが、実際に描いてみると、なかなか再現できないのです。
元々ぼんやりしているので、輪郭がもう少しはっきりするまで、描いては直しの繰り返し。
画用紙がヨレヨレになる頃、いつもなんとなくまとまってきます。
これからしばらく、産みの苦しみが続きます😅
蓮を描いているので、先日上野の不忍池でスケッチしてきました。
蓮畑を風が渡って一斉に葉が揺れると、蒸し暑さの中にも一瞬の涼を感じました。
ちなみに、トップ画像は新作ではなく、2018年の『水の惑星〜月の世界へ』です。