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2023.8.12
500点の絵に囲まれて
こんにちは、坂本澄子です。
お盆ですね。
しばらくお墓参りに行ってないなあと思っていたら、池上彰さんのTV番組で、20-30代の約半数がお墓参りの習慣がないと知りびっくり。墓じまいでお墓自体がない家庭も増えているそうです。
皆様はお盆にお墓参りは行かれますか?
私の実家は広島なのですが、お墓参りには盆灯籠をお墓に供える習慣があります。
初盆は白い灯籠をお供えしますが、通常はこんなふうにとてもカラフル。
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まさにお墓が灯籠で囲まれている感じですね。
私は灯籠ではなく、アートに囲まれてお盆を迎えました。
国立新美術館で10日から始まった「日本・フランス現代美術世界展」です。
フランスで最高峰の公募展と言われる、サロン・ドトーヌ(仏語で秋に行われるサロン)の特別協賛で毎年この時期に開催され、今年で24回目を迎えました。
仏アーティストの作品100点を含む、500点の様々なジャンルの作品は見応えがあります。
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私は今年2作品を出品しています。
お客様をお待ちしながらソファに座って見回すと、5.5mの天井高のゆったりとした空間で、まさに360°絵に囲まれる感じになります。
初日は表彰式があり、昨年のパリ国際サロンで『月の贈り物』が「ギャラリー・ドゥ・マレ賞」をいただいたことを表彰していただきました。
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2日目はドキドキの講評会。
サロン・ドトーヌの会長のジルさんと副会長のアンヌさんから『もう一つの真夏の夢』に「幻想的な青が特徴的」とコメントをいただきました。
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ジルさんは建築家、写真家。以前からアンヌさんと共同制作した作品を発表されていて、今回の展示会にもこちらの作品が展示されています。(※上部に天井灯が写り込んでいます)
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作家名もアンヌ エ ジル(アンヌとジルという意味)。
たまたま今年から、お二人でサロン・ドトーヌの会長・副会長を勤められることになったそうです。
フランス人作家の作品は色使いや表現が日本人とは異なると感じます。
両者を同じ会場で見れる機会はあまりないと思いますので、ぜひお気軽にお立ち寄りください。
20日(月)までやっています。