2026.5.30
私の原点となった絵
こんにちは。
早くもエアコンをつけています。
そちらはいかがですか?
先日、友人に貸していた絵が十数年ぶりに戻ってきました。
最近の作品と並べてみると、荒削りではあるものの、当時の自分の熱量が伝わってきて、しばらく見入ってしまいました。

サインの横の年号を見ると2012年。
会社員だった最後の年に描いた作品です。
この頃の私は、よく空想画を描いていました。
仕事で疲れた時も、絵の中なら一瞬で違う世界へ行けるから。
この絵も、夢の中で見た風景がもとになっています。
明け方に見た夢だったせいか、不思議なくらい鮮明に覚えていて、そのままキャンバスに描き留めました。
振り返ると、この頃から少しずつ、幻想的な世界を描くことが私の作風になっていったように思います。
ところが最近は、頭の中に浮かぶイメージを描こうとしても、なかなか形にならないことが増えてきました。
その結果、旅先で出会った風景や実際に見た景色を描くことが多くなりました。
もちろん、それも私にとって大切な制作です。
けれど、久しぶりにこの絵と再会して、
「私はなぜ絵を描き始めたのだろう」
と改めて考えさせられました。
空想の世界を描くこと。
まだ見ぬ景色を形にすること。
それもまた、私にとって大切な原点だったのです。
そんなことを思い出して、昨日から新しい空想画を描き始めました。
思うように進まず四苦八苦していますが、不思議と気持ちは前向きです。
この試行錯誤の先に、これまでとは少し違う景色が見えてくるかもしれない。
そんな予感を抱きながら、今日もキャンバスに向かっています。


