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坂本澄子の絵画作品サイト

重なり合う風景

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《お便りNo.31》 今年も色々ありましたね

こんにちは、坂本澄子です。

今年も大先輩(御年81歳)に誘っていただき、2回目となるブロードウェイの『クリスマス・ワンダーランド』を愉しんできました。

ゴスペルからアニメソングまで、クリスマスと冬にちなんだ音楽は、どれもどこかで聴いたことのある親しみのある名曲ばかり。

キレのある歌と踊りのパフォーマンスを見ていると、やっぱり気分が上がりますね。

来年に向けてエネルギー注入しました。

 

<ケンの残した思い出>

令和になってすぐに描いた『令和の佳日』。

パレードが行われた翌日、赤坂御所のある青山通りの日常を描いたものですが、これを出すたびに家族が大笑いするんです。

なんで電気屋さんのトラックなんて描いたんだろう…汗

そこで、この上に別の絵を描くことにしました。

下の絵の具が透けて、絵に複雑なニュアンスが出ますしね。

描き始めてしばらくして、「あれ?」

キャンバスに幾つも小さなポツポツが。

裏返して見てひぇー。

やられました。ケン(フレンチブルドッグ)の仕業です。

「噛みたい噛みたいリカルデント〜♪」というガムのCMが昔ありましたが、家中ボロボロで…。

そんなどうしようもない悪いヤツでしたが、虹の橋を渡って3年経った今も、時々思い出しては「会いたいなあ」と思うんですよね。

キャンバスは諦めて新しいのを買います。とほほ。

 

<リストを作ってびっくり>

今年はどんな一年でしたか?

柄にもなく一年を振り返ろうと(B型は未来しか見ないそうです笑)、これまで嫁いだ作品をリストにしてみました。

そろそろ50点かな、その時は「パンパカパーン!あなたが50作品目です」とお祝いしようと考えていたのですが(笑)、数えてみるとなんと既に67点。

こんなにもたくさんのご縁をいただいていたのかと、驚きました。

お名前を見ていると、その時のことが思い出され、じーんとした思いが込み上げてきます。

絵をお届けしたときのことを覚えておきたくて、「嫁いだ作品」のページには、お客様の言葉をそのまま掲載するようにしています。

それが脳に刻み込まれているようで、その時のことが鮮明に蘇ってきました。

その絵をどこに飾って、どんな思いで見てくださっているのか。

全部忘れられない大切な宝物です。

来年も笑顔をお届けできる作品を描き続けていきたいと、気持ちを新たにしました。

たまには振り返るのもいいですね。

 

<今月の一枚>

6年越しのご縁で、富山のK.F.さまの元へ嫁いだ『往く春II』です。

2017年にNHKの番組で私の二毛作人生が取り上げられた際に、桜を描いた『往く春』が紹介されました。

ご覧になって涙が出てきたそう。

その後もFさまは時々私の作品ページを見てくださり、先月上京されたときに、初めて有明ギャラリーにお立ち寄りくださいました。

毎日溢れるように情報が押し寄せては流れ去っていく時代にあって、6年も忘れずにいてくださったことが奇跡のように感じられました。

お会いした時、なんだか携帯の着信を気にしておられたFさま。

しばらくするとホッとしたような笑顔がこぼれました。

お勤め先に保護されていた猫に里親が見つかったのだそうです。

絵に描いた愛猫のバロンくん(13歳)もかつては捨て猫だったとのこと。

そんな温かいお人柄を感じるうちに、桜のベールでバロンくんを包み込むような姿が思い浮かび描いたのがこの作品です。

そして題名はこの6年越しのご縁にちなんで、『往く春II』としました。

これまで頑張ってきたご自身へのプレゼントにされると伺い、私にとっても特に忘れられない1枚になりそうです。

 

<展示会のご案内>

『路地裏のネコ』展

毎年恒例となった、いろんな猫の絵が集まる企画展に初めて参加します。

東京展:2024.2.19(月)〜3.2(土) 12:00〜19:00

    ギャラリーGK(東京都中央区銀座6-7-16)昨年二人展をしたギャラリーです。

京都展:2024.3.12(火)〜24(日)

    ちいさいおうち(京都市下京区鶏鉾町478)

これから小さなネコの絵を10点ほど描きます。

美猫、和み猫、おもしろ猫…あなたの愛猫の愛らしい姿を送ってください。

 

<今年も色々ありました>

最後に少しだけ個人的な話になりますが、家族が7ヶ月入院しました。

病状が心配だったり、今までと生活のパターンが変わったりと、気持ちが落ち込むこともありましたが、逆に気がついたこともありました。

これまで当たり前のように思っていたことが、本当はすごく力になってもらっていたということ。

絵を運ぶこと一つをとっても、絵を描いている時のちょっとした会話も。

一つ一つは小さなことですが、それが何年分も積み重なって今の自分があることに気づくと、感謝の気持ちが湧いてきました。

健康には気をつけていても、本当にいつ何が起こるかわからないですよね。

来年も今この瞬間を大切にして、いただいたご縁をはぐくんでいきたいと思います。

皆さまもどうぞ良い年をお迎えください。

来年もよろしくお願いいたします。

  • 渡邉敏行 より:

    坂本澄子さま、2月19日からの銀座展メモしました。

    • 坂本澄子 より:

      渡邉さん、いつもありがとうございます!
      来年もよろしくお願い致します!

  • 富山のk.F より:

    素敵な絵をありがとうございます。

    現実的(生活)な事ばかりに囚われてた私にとって、往く春Ⅱは心の財産になりました。

    今後の活躍を御祈りしております。

    • 坂本澄子 より:

      富山のk.Fさま
      こちらこそ、素敵な機会をいただき、ありがとうございました。
      まだ厳しい冬が続きますが、どうぞお元気で良いお年をお迎えくださいね。
      東京にお越しの節は、ぜひまたお立ち寄りくださいませ。

  • 髙須 章 より:

    坂本さまの京都の ちいさいおうち メモしました。 僕も7年前に亡くなった柴犬のまなぶに 眼鏡の枠をかまれてボコボコになったり、今かっている柴犬のヤマトに 椅子の足をかまれて ギザギザになったりしています。 先日は お腹の調子がわるかったのか 僕が描こうとして下地を塗っていた木下地に マーキングされました。 でもそんなに怒っていません。そうすることで、奴らが幸せで楽しんでいるからです。 来年は僕の描いた絵を差し上げて、もらった方の部屋が楽しくなることも目標にしたいと思います。よいお年をお迎えください

    • 坂本澄子 より:

      高須さん、いつもコメントありがとうございます。
      動物と暮らしていると色々ありますが、つい許しちゃいます。そんなこんなも全部良い思い出に。

      来年はぜひそうなさってください。
      まずは姪御さんのところですかね。

      今年もありがとうございました。
      どうぞ良いお年をお迎えください。

  • 伊藤恭子 より:

    澄子様
    明けましておめでとうございます⛩️
    いつも暖かいお葉書をありがとうございます
    昨年は大病というわけじゃないのですが体調が思わしくないことが続きました。
    そんな時間が続くとメンタルも疲れます。
    なかなか澄子さんの作品に会いに行くこともできず…悪循環でした。
    何だったんでしょうね??
    やっともとの私に戻ってきました。
    でも生まれて初めて元旦に風邪をひいてパジャマで過ごしましたが
    でも澄子さんから届くお葉書はとても嬉しかったです。
    ありがとうございました
    今年は澄子さんに会いに行きたいと思ってます。
    宜しくお願いします

    • 坂本澄子 より:

      恭子さま
      新年明けましておめでとうございます。

      体調が戻ってこられてよかったですね。
      お正月はゆっくりお過ごしください。
      季節のお葉書、楽しみにしてくださり、とても嬉しいです。
      またお会いできる日が待ち遠しいです。

      今年もどうぞよろしくお願い致します。

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