2023.1.19
本物の家族のよう
『家族の肖像』 2023/1月納品
<大阪府C.S.さまからのメッセージ>
保護猫4匹と暮らすことになるとは。
2年前には考えてもなかったことですが、今は、ニャンズに癒される毎日です。
この時は、外に興味を示さないラクやミミも窓から外を眺めていました。
まるで、本当の家族のようです。
家は下町なので、緑がある風景に変えてもらい、微笑ましい素敵な一枚に仕上げてもらいました。
幸せに感じた場面を絵に残してもらえるなんて、幸せです。
<坂本澄子より>
依頼を受けたのは昨年の11月。
小春日和のひだまりのような、一枚の写真が添えられていました。
この4匹、左端のソラちゃんと3番目のココちゃんは兄妹ですが、それ以外はそれぞれ別の場所から、それぞれの事情があってS家に迎えられました。
最初にやってきたのが右端のラクちゃん、ソマリの女の子です。
とても綺麗な猫ちゃんですが、人間が嫌いで、その顔に表情はなく、撫でることさえできない状態が1年も。
「今までは辛かったやろけど、これからはらくに生きてや」と、その名をつけて、大切に寄り添ってこられました。
そして、昨年多頭飼いを決意、ほぼ同じタイミングで3匹がやってきました。
一匹でも多くの保護猫を救いたいと思ったからだそうですが、結果的にラクちゃんにも良い影響を与えました。
年の近いミミちゃんのことが大好きになり、小さなベッドでくっついて眠るように。
すると今度は、子猫だったソラちゃん、ココちゃんを母親のように見守るようになったのです。
今やもう立派な家族。
そんな優しさを春の風景の中に描きました。