2022.12.10
2022年最も愛された作品たち
こんにちは、坂本澄子です。
2022年も残り20日ですね。
来年2月には二人展『内宇宙の物語』を川部律子さん(現代童画会会員)を初めて行います。
展示する作品を選ぶ上での参考にしたいと思い、この1年間の作品ページの閲覧数、滞在時間の2つを集計してみました。
新作で公開後わずか1ヶ月にも関わらず、2位だったのが『初月のランデブー』。
これは嬉しい驚きでしたが、上位作品はおかげさまで嫁いだものも多く、想像に近い結果となりました。
題材としてはやはり木を描いたもの、特に桜が人気がありました。
また、異なる題材を一つの絵に描いた「重なりあう風景」ならではの作品も上位に入り、とても嬉しいです。
以下、20位までは、『Another World I』 『次元の果ての知恵の木』 『 夜が明けたら』 『 夢見るキリンたち』 『 扉の向こう〜月光』 『 桜』 『 春のあしおと2022』 『市松模様の風景』 『 星降る夜に』 『 明け方の夢』 『 Prismatic Hours』となりました。
二人展では上位作品は出来るだけご覧いただけるようにしたいので、販売済みの作品については同じモチーフで再制作してみたいと思っています。
また、スペース上展示が難しい大作については、ジクレ版画を用いてサイズを小さくしての展示も考えています。
ジクレは版画技法の一種で、最新のコンピュータ技術を駆使して作られるハイテクな高画質印刷による版画です。
耐光性に優れた顔料インクを使用し、ミクロン単位の微細な粒子を噴射するため、原画に近い微妙な色の変化や筆使いも再現できます。
私も以前ジクレ版画の制作を依頼したことがありますが、原画に近い出来上がりでした。
これら上位作品に加えて新作も展示しますので、どうぞお楽しみに。
昨日、映画『ある男』を見てきました。
『万引き家族』でお母さん役を好演した安藤サクラさんが、今回も素晴らしい演技。
ヒロインの心の動きが表情、声色、ちょっとした仕草で表現され、最初の場面から引き込まれました。
また、絵がストーリーの中で重要な役割を担っているのも見どころでした。
ただ風景を描いても、描き手の心の様を表し、それが見る人の心にも伝わる。あるいは、見る人がそれによって自分自身に気がつく。
それがよい絵ではないかと思いました。