2022.12.31
《お便りNo.19》 今年もありがとうございました
こんにちは、坂本澄子です。
年の瀬も押し詰まり、今日はついに大晦日ですね。
先日、大学時代の友人が、私の郷里・広島の「川通り餅」を送ってくれました。
広島と言えば「もみじ饅頭」が有名ですが、私はこちらの方が好きなんです。
彼女は生まれは島根の人ですが、結婚してもう長く広島に住んでいます。
沢口靖子をキリリとさせた感じの美人で勉強もよくでき、大学時代は憧れの女性。
クラブ活動は同じ管弦楽部に所属し、『田園』の第五楽章、嵐の後のバイオリンの美しい旋律(私はここが一番好き)を、部室裏の階段で弾いてくれたことを今でも思い出します。
きっとかつて帰省した際に、「川通り餅」を学友たちへのお土産にしたことがあったのでしょう。
今でも覚えてくれていたのかと思うと、胸が熱くなりました。
昔と変わらぬ竹の皮の包みを開けると、小さなお餅が7つ。
柔らかい食感に胡桃のアクセントも変わらず、思わず笑顔になりました。
そんな友人から「花の絵を描いて欲しい」と頼まれました。
私の記憶の中に今も鮮明に残る、キラキラとした利発そうで涼やかな瞳。
その笑顔と美しい記憶の情景を思い浮かべ、万感の想いを込めて描きたいと思います。
《今月の一枚》
来年2月の二人展『内宇宙の物語』に出品する作品(15点程度になりそうです)が完成し、額装を進めています。
額縁はこれまで、お客様のお好きなものを選んでいただき、額装してお届けしていましたが、今回はギャラリーに展示するため、私の方でかなりこだわって(良い額縁があると聞き、調布にも足を運びました)額縁を選びました。
よく合う額縁に出会うと、絵が輝き出すように感じます。
そこで、「今月の一枚」はビフォー&アフターでお届けします。
『月明かりに咲く』 F4号
月明かりに咲いた白百合。
いつもは純粋無垢な印象のこの花が、ふと別の顔を見せてくれそうな予感がします。
そして、ビビッと来たのはこの額縁。
幾重にも広がるゴールドが、月の周りにできる光の輪(金冠)のように見えました。
また、窓から月夜の風景を見ているようにも感じられませんか。
そこでこの額縁に『光冠』と名をつけたのですが、どうでしょう?
《展示会のご案内》
2月は展示会ラッシュです。 (リンクをクリックすると詳細をご覧いただけます)
2023/2/2〜5@エスパス・コミンヌ(パリ)
ミニ個展部門にアジアン・テイストの作品3点を出品
2023/2/6〜11@ギャラリーGK(銀座)
同じ現代童画展所属の川部律子さんと二人展。
私の出品作品は15点前後、ミニ画もあります。
今年も一年間お付き合いくださり、ありがとうございました。
明日は、焼いていないお餅に牡蠣を入れたお澄ましのお雑煮で新年を迎えます。
皆様のところはどんなお雑煮ですか?
それでは、どうぞよいお年をお迎えくださいね。
川通り餅は広島名物なんですね。知らなかった笑 次回から買ってみます。
広島駅のお土産売り場で、あまり大きく売っていないのかもしれませんね。私も見落としていました。
今回友人に送ってもらって、コレ昔好きだったんだと、懐かしく思い出しました。
胡桃の混ざり具合がいい感じで、柔らかい餅の食感との違いが楽しいです。
月明かりに咲いた白百合、素敵ですね!
額縁によって絵が違って見える、と何度も思ったことがあります。
「光冠」とても良いネーミングだと思います。
素晴らしい絵が、更に引き立てられていて、ピッタリの額縁だと思います。
藤村さん、ありがとうございます。
人の洋服と同じですね
いつもいつも素敵なメッセージありがとうございます。
いろいろ嫌な事が続いていますが、ふと穏やかな気持ちを取り戻すきっかけとなる言葉や絵画だと感じています。
坂本さんにとって、来年も素敵な一年になりますように。
小野寺さん、ご愛読くださり、ありがとうございます。
穏やかな気持ちを取り戻されるきっかけとなり、大変光栄に思います。
来年もどうかよろしくお願いいたします。
今年のナンバーワンPicture!
最高の笑顔ですよ!!
(メルマガもちゃんと読んでおります)
上原さん、ありがとうございます。
美味しいものがあると元気になるという、単純な性格です(笑
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
「春の足音」入選おめでとうございます。うれしいです。
「受け継がれる生命のまなざし」こうやってみると大きな絵ですね(笑)
土肥さん、ありがとうございます。
2月にパリの会場へ行けることを楽しみにしています。
『受け継がれる生命のまなざし』は100号、縦が私の身長とほぼ同じなんです。
来年もよろしくお願いいたします。
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