2023.9.16
広島プチ観光案内
こんにちは、坂本澄子です。
1週間ほど広島に帰省しました。
昼間蒸し暑いのはどこも同じですが、夜は窓を閉めていても肌寒いくらいでした。
周りに緑が多く、アスファルトで覆われた面積やビルの照り返しが都会に比べるとずっと少ないからでしょうか。
お彼岸には少し早いですが、久しぶりに広電(路面電車)に乗って、父方のお墓参りに行ってきました。
広島市内には今も路面電車が何系統もあり、市民の重要な足です。
信号にことごとく引っかかるノロノロ運転なので、宮島に行くにはJRが早くて便利と思われるかも知れませんが、路面電車に乗るのがツウです。
というのは、扇状地である広島は川が多く、広島駅を出てから西広島に着くまでの路面区間に5本の橋を渡りますが、その景色は広島ならでは。
原爆ドームのところはちょうど川が二つに分かれ、そこにかかる相生橋はT字という珍しい形をしています。(そのため原爆投下の目印にされた悲しい過去も)
昔と変わらないこれらの風景を眺めていると、時間がいつもよりゆっくりと流れていく気がします。
西広島駅からは路面ではなく普通の線路になります。
さっきまであんなにノロノロ走っていた同じ電車かと思うくらい、急にスピードを出しますので、その違いに驚いてください。
ここから先は特に見どころはありませんので(笑)、お急ぎの場合は西広島でJRに乗り換えもできます。
どうでもいい話ですが、私の出身校の広島井口高校はこの区間にあります。
宮島はなんといっても大鳥居ですよね。
満潮時には海水に浸かるので、かつては船で鳥居をくぐり厳島神社に参拝していたそうです。
昨年大工事が終わり、大鳥居の朱も鮮やか。
そして、ロープウェイから眺める瀬戸内の島々の景観もなかなかです。
弥山に上がると運が良ければ猿の群れに出会えますよ。
広島で食と言えばやはり牡蠣ですが、広島産牡蠣の旬は短く、冬の間(12-2月)だけ。
広島駅の新幹線口にはセンスの良いお土産や飲食店が並んでいるので注文してみましたが、牡蠣は兵庫県の相生産でした。
夏は小いわしの刺身がおすすめです。
銀色にキラキラと光る新鮮な地物だけがお刺身になります。
体長5-6cmほどの小いわしを使います。
1匹から2片しか取れずとにかく手間がかかるので、小いわしの天ぷらはあっても、刺身を出すお店は多くはありません。
残念ながら今回は食べ損ねました。
最終日に嬉しかったのが、揚げもみじ。
元々は食ロス防止のため、賞味期限間近になったもみじ饅頭を油で揚げてお店の人が食べていたのが始まり。
その美味しさから、揚げたてをその場で食べてもらうスタイルで宮島で販売されるようになりました。
宮島へ行かないと食べられないと思っていたら、なんと、広島駅のekie(エキエ)の「もみじ堂」売っているのを発見!
平たい太い串を持ち、揚げたてをハフハフと食べる幸せ。
味は3種類ありますが、私は定番のこしあんが一番好きです。
高校時代によく学校からの帰りに買って食べた「揚げドーナツ」を思い出させる、軽〜い食感が懐かしい。
そして、広島の〆は駅弁「あなごめし」。
2匹分がご飯が見えないくらいに乗せられた『夫婦あなごめし』はふんわり柔らかく、これを頬張ると絶対笑顔になると思います。
甘いタレのお口直しに骨せんべいがよく合います。ポリポリとした食感も楽しい。
新幹線改札を入って右側の駅弁売り場にありますので、ぜひお試しあれ。
お土産はバッケンモーツアルトの『からす麦クッキー』が私の一押し。
あまりに好き過ぎて、展示会に来てくださった方へのお土産用に、ほぼ毎回取り寄せているほど。
展示会の出品作品をラベルにしてお渡ししています。
今度受け取られたら、「あ、これね」と思ってください(笑)