2021.12.18
お客様と創る幸せな時間
こんにちは、坂本澄子です。
今朝は4時に起きました。
『現代童画会’21関西展』に参加するため、これから始発ののぞみで神戸へ向かいます。
作品を前に語り合う時間は、私にとって至福のひととき。
そんな見方もできるのかと、いつも新しい気づきをいただいています。
師走のお忙しい時期だとは思いますが、土日は会場におりますので、ぜひお立ち寄りくださいませ。
さて、今日は長女ミモザのお話です。
その昔描いた『ミモザの月夜』がお客様の元へ嫁ぎました。
公募展に出した後、ずっとしまっていたのですが、オンライン展示会『月の贈り物』の企画を考えている時にふと思い出し、久し振りに見ると懐かしさや愛おしさが込み上げて、「この絵好きだな」と思ったのです。
嫁ぎ先は神奈川県のKさま。
2017年にNHK Eテレの『明日も晴れ!人生レシピ』で私のことを知っていただき、以来、展示会で年に一度お会いする良い関係が続いています。
先月『現代童画展』に来られた際に、「あのミモザ、いいですね。一度現物が見てみたいなあ」というお話に。翌週有明のギャラリーにお越しいただきました。
当日はミモザの他に、同じ系統の明るい色使いの絵をご用意してお迎え。
やわらかな午後の日差しの中で、作品を前に色んなお話をしました。
Kさまは税理士をなさっていて、開業の際にも絵をお届けしています。
水の輪が広がるように、お客様やパートナーとの繋がりが広がって行くことをイメージしました。
それが効いて(と嬉しいことを)、お仕事の幅が順調に広がっていることを、我が事のように嬉しくお聞きしました。
「坂本さんもこの絵を描いた時は、まだ前のお仕事だったのですよね?」
そこから、忙しくて時間がない時ほど、案外いい仕事、いい絵が描けるのではないかという話に。
確かに、企業で働いていても、個人事業でも、どこにそんな時間がと思われるような忙しい人が、意外な一面を持ち、別の世界でも活躍されているというのはよくあります。
違うことを並行して行うことで脳の各所が刺激されたり、集中力が高まったりということはあるかも知れませんね。
時間はあっという間に過ぎ、お帰り際に屋上に上がって、東京の街並みと東京湾の2つの風景をお楽しみいただきました。
後日、こんな嬉しいお便りをいただきました。
「絵も素敵でしたが、屋上からの風景も語れるほどの素晴らしさでした。いただいたティーもおかわりしたくなるほど美味しかったです。偶然はないといいます、必然だと」
このメッセージに「一期一会」という言葉を思いました。
お客様をお迎えしていつも感じることは、飾る作品やその方との関係によって色んな風にお話が広がっていくこと。
そして、一つとして同じ時間はないということです。
それがお客様にとって幸せな時間となるよう、これからも心を込めてお迎えしていきたいと思います。
『ミモザの月夜』はオフィスの入り口に飾っていただきました。