2023.11.5
6年越しのご縁
こんにちは、坂本澄子です。
昨日はとても嬉しいことがありました。
以前出演したEテレの番組をご覧になってご連絡をいただいた、富山にお住まいのFさまが、6年の歳月を経て有明ギャラリーに訪ねて来てくださったのです。
それは私の二毛作人生が取り上げられた番組。
人生の折り返し地点で会社員人生を辞し、画家を志して大きく舵を切って3年が経った時のことでした。
全国放送の威力は大きく、当時多くの方々から励ましたのメッセージをいただきました。
そのうちの何人かの方とは今もご親交をいただいていますが、時と共に記憶の彼方へと消えていくのが世の常。
6年も経った今、「東京に行くので寄ってもいいですか」と連絡をくださるなんて、私には奇跡のように感じられました。
有明ギャラリーは1組ごとの予約制ですので、ご自身のことを事前にお聞きして、これはと思う作品を選ぶのも私にとって楽しい時間です。
昨日の主役はFさまのお気に入りの『往く春』でした。
この絵をソファの正面に据え、互いに響き合う作品を横に並べ、全部で20数点を展示しました。
当日はお嬢様、1歳のお孫さんの親子3代で来てくださいました。
番組の中で『往く春』が映し出された時、なぜか涙が出てきたそうです。
その後も、つらいことがあると見てくださっていたと伺い、じーんと来ました。
こんなふうに私の描いた作品が誰かを慰めたり、幸せな気持ちにできているとしたら、、、
こんな嬉しいことはないです。
会社員の頃とは違う生き方を選び、大きく人生の舵を切った10年前。
決して平坦な道のりではありませんでしたが、少しずつ望んだ生き方に近づけているのかなと、希望の光を感じた出来事でした。
こんなふうに私の作品をまとめて見ていただける場がありますので、ぜひお声かけてください。
お問合せフォームに「有明ギャラリーで作品をみたい」と書いてお送りください。