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2023.3.4
ただいま制作中
こんにちは、坂本澄子です。
久しぶりの新作を描いています。
パリのお花屋さんでミモザを見かけました。
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冬曇り空の下で、そこだけ春が来たようでした。
ミモザが描きたい!
帰国後、早速ミモザを一本買い求め、花や葉のつき方をデッサンしました。
ただ眺めるのと、実際に手を動かしながらとでは大違い。格段に観察力が上がります。
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壁にかけた絵の青と美しく響きあうのを見て、背景に海を入れようと決めました。
手前に人物を描いて、ミモザと海を見る静かな午後のイメージです。
でも、それだけだと「ただの風景画」になってしまう。
考えを巡らせるうちに、パリで買ったイヤリングのことを思い出しました。
虹色の半貴石が雫のように連なったデザインに一目惚れ。
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地球のエネルギーがもらえる気がして、身につけて描いてみました。
すると、海と空を映すテーブルは別の次元に通じ、
ミモザの周りを惑星のように巡る透明な玉が、さらにそれを映します。
そして、これらを眺める女性にも同じイヤリングを。
この後もまだ変わるかも知れませんが、絵の中の変化を愉しみながら、じっくり描きたいと思います。