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坂本澄子の絵画作品サイト

重なり合う風景

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《お便りNo.23》 熱海にて

こんにちは、坂本澄子です。

今年は桜の開花が全国的に早かったですが、それに続いてツツジ、藤などの春の花々も。

そんなに急がなくても…と思いながら、いつもより早足の春を愉しんでいます。

 

《熱海芸大塾修了制作展》

昨年4月から1年間、北郷悟先生(東京芸大名誉教授)のもとで、8人の仲間と共にドローイングを学びました。

毎回違うモデルさんに来てもらい、5分で人物を捉えるクロッキー(速描)を8ポーズ描いた後、80分で本画を仕上げます。

北郷先生は彫刻家、空間の中で立体を捉え表現することを主眼とした指導をされました。

作品を並べての講評、毎回ドキドキ。
左端が私の作品です。

その修了制作展が4月30日まで、ドローイング講座が行われていた、熱海の山口美術館で開催されています。

冒頭の写真に写っているのが、講座の最終回で全力を注ぎ込んだ作品です。

これまでの先生のご指導で、向こう側にある空間が感じられる仕上がりになったのではないかと思います。 

熱海山口美術館は「作品が近いミュージアム」として、来場者が急増中の小さな美術館。

小さな展示室が続き、ピカソ、バンクシー、シャガール、ルオー、藤田嗣治、岡本太郎など巨匠の作品を、独り占めしてゆっくり見られます。

一番驚いたのは、鎌倉時代の千手観音立像(重要文化財)が全方向からとても間近に鑑賞できること。

私も千手観音像の裏側はこうなっているのかと興味津々、つぶさに見てきました。

山口オーナーはアーティストの卵を支援したいと熱海芸大塾を開設、このドローイング講座を始められました。

熱海に行かれたらぜひ行ってみて下さい。

 

《熱海の散歩道》

熱海山口美術館のほど近くに市街地と海を結ぶ「糸川遊歩道」があります。

新緑の中にひっそりと包まれるように流れる糸川。

細い階段を降りると、その先は海。磯の香りがしました。

遊歩道沿いには名もなきアートたち。

不思議な生き物のように見えますが、
左が蟹、右は魚です。
海からやってきた蛸?
花の形をした街灯

橋もガウディを彷彿とさせます。

たもとには二頭の獅子(かな?)がまるで「阿吽」のようにあたりを見守っていました。

川の両側には日本で最も早く開花する熱海桜が植えられ、梅園の梅と同じ時期に桜も楽しめる珍しい場所です。

開花も1ヶ月と長いそうなので、1〜2月がおすすめです。

私も次はその季節に行ってみようと思います。

 

《展示会のご案内》

5月は東京、大阪で行われる展示会に出品します。

5/13-14は大阪に行きますので、関西の読者の皆様にお会いできるのを楽しみにしています。

現代童画会•受賞作家展」 2023/5/1-7 銀座アートホール

  現代童画展の受賞作家39名による新作。明るいエネルギーがほしいならココ。

「オアシス2023」2023/5/13-15 あべのハルカス 近鉄アート館

  フランス、スペイン、モナコ、日本作家による絵画、立体、書、工芸

今月も最後までお読みいただき、ありがとうございました!

コメントお待ちしています。

  • 渡邉敏行 より:

    クロッキーについては高校の時に同級生が美術部にいて、土曜日に裸婦をクロッキーしていると聞き羨んでいました。美術部講師が美大の4年生だったとのこと。その同僚は会社員の時に画伯であり2万円/号とのことでした。バブルのころでしたね。
    写真は美術年鑑には載らないのですが南画院として名前は載っています。掲載は金を払った人が載り、ただうまいからではないことを理事長や千葉忠明さんに聞いています。写真も載らないのに金だけとられるのは嫌ですが会の方針なので仕方ありません。3千円取られています。何の役にも立ちませんが。
    熱海はよく知りませんが、こんな場所があるなんて興味がわきました。レポートありがとうございます。
    もう一つ先の熱川では海を見ながらの温泉や芸者遊びをしました。いつも私が幹事でした。昔のことです。

  • 坂本澄子 より:

    渡邉さま、コメントありがとうございます。
    熱海に行かれる機会がありましたら、ぜひ行ってみて下さいね。

コメントいただいたら必ず返信しますので、しばらく経ってからこのページを再度ご確認ください。

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